歯列矯正で声が変わることがある?その理由を解説します

歯列矯正の基本

歯列矯正を受けると「声が変わるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。

実際に歯列矯正で声が変わるケースは存在しますが、それには明確な理由があります。

まず声というのは声帯で発声された音が口腔内を通ることで共鳴し、最終的な音色が決まる仕組みになっています。

歯列矯正では歯の位置だけでなく場合によってはあごの位置や舌の動きにも影響を与えるため、その結果で声が変わることがあるのです。

特に舌が動くスペースが広くなったり噛み合わせが改善されたりすると、発音のしやすさや声の響きに微妙な変化が現れます。

たとえばサ行やタ行などの発音に違和感を覚えることがありますが、これは矯正装置の装着初期に一時的に起こることが多く発音が定着すれば徐々に元に戻るケースがほとんどです。

歯並びが悪い状態から矯正された場合もともと歯が空いていた部分から息が漏れていた声質が改善され、はっきりとした発音になることで「声が変わった」と感じることもあります。

実際、歯列矯正を終えた後に「滑舌が良くなった」と実感する人も多いです。

つまり声が変わるというよりも、声の出し方や共鳴の仕方が変化することで印象が変わるのです。

関連記事一覧